茶畑に眠る廃発電所【笹間渡水力発電所跡 その1】

廃墟とか産業遺産とか


大井川鐵道に乗り込む
元京阪3000系である
この日は千頭駅でイベント開催の為 臨時急行(料金不要)として走っていた
ちなみに、現在 大井川鐵道の急行列車は日本唯一のSLの定期運行として知られているSL急行「かわね路」のみだが かつては急行列車も走っていた
ここでは詳細は省きます が興味のある方は調べてみてください(ヒント ロマンスカー)


さて、とある無人駅で下車する


川根温泉笹間渡駅である


さて、撮り鉄達には有名な橋です


大井川第一橋梁です ちょうど列車が来ました 近鉄車ですね


さて、大井川へ降り立ちました
水力発電所が数多くある関係で水量はとても少なくなってます
「箱根八里は馬でも越すが、越すに越されぬ大井川」
と江戸時代に詠われたこの大井川 そんな川をかつては水力発電所の関係で水が全く無くなり 「水返せ運動」が起こったことでも有名です

さて、この大井川を渡ります(えっ


したすらに北上します もう橋があんな遠くへ


さて、真ん中らへんになにか建物が見えてきました
あれを目指してすすみます
だが、まず 目の前の川を渡らないと……
一回目の渡河──靴が濡れるのは嫌なので裸足になって進みます
この日は12月 前日には雪も振ったこの川根路 無茶苦茶冷たい──こりゃ無理だ

と一度撤退……が 2月の寒波に包まれた日にここを渡河した猛者も居るので なんとか気を取り戻し 渡河開始


なんとか渡りきった……
(´;ω;`)ううっ……冷たい……足の神経麻痺するわ……

もう鉄橋があんなところに見えます
──気を取り直して 先に進みます


さて、建物がだいぶ近づいて来ました
──ですがその前にもう一度渡河しないと無理みたいです……
ここは流れが少し速いので 少し川上から渡河しましょう


(´;ω;`)ううっ……冷たい……
(´;ω;`)しかも滑りやすい……


さて、二度の渡河を経て やってきました
ちなみに、経路はこちらで確認できます
注意事項もとりあえずは書いております


建物は当然ながら廃墟です


静岡と言えばお茶
お茶の生産量日本一の静岡県ですが
静岡茶の中でも 川根本町とここ旧川根町(現島田市)で作られる川根茶が最も美味しいと評判なんですが そんな静岡茶の茶畑の中に佇む廃墟


茶畑があるということは 当然それを世話してる人が居なくてはならない筈です


その方はどうやってここまで来てるかというと 大井川の対岸から荷物運搬用の簡易索道を使って行き来しているみたいです
昔は谷間や山の斜面にある畑などでよく使われていた移動手段ですが 今はなかなか見かけませんね……
モノレールなどは今でも各地で残っていますが……


というわけで、部外者がここに来るには川を渡るしかないということで…


さて、そろそろ中に入ってみましょう


さて、ここまではネット上でも多くあがっている
和賀川水力発電所ほどではないが 来るのは面倒にも関わらず何故か有名な物件である

しかし、ネット上にあがってるものだけを訪ねてもおもしろくない
というわけで、今回の探索にはいくつか目的がありました

この水力発電所は 大井川の中洲のようなところに位置してる──と説明がよくされます 現に背後は切り立った崖 前には大井川といったような場所にあり 陸の孤島状態です

笹間渡水力発電所は大井川と笹間川の合流地点の少し北側に位置しており 大井川と笹間川に挟まれた感じです
その大井川と笹間川の間には 切り立った崖があり これがさらに陸路での到達の困難にしています
──しかし、水力発電所の建設にはやはり陸路が必要です

和賀川水力発電所では 当時は平和街道という道が生きており さらにアクセス道として吊り橋もいくつか架けられてました

同様にこの笹間渡水力発電所でもアクセス道があったはず……

実際に同じような事を考えてる人も居ましたが 解明には至ってませんでした

というわけで、このアクセス道の解明が 1つめの目的
──それに、アクセス道を見つければ 川を渡らずに済むしね……

もうひとつは 発電所そのものについて

水力発電所は当然ながら水エネルギーを使って発電します
その水はどのようにして発電所に運ぶか

和賀川水力発電所では 和賀川から水路で水を引いて(導水路という) サージタンクに送り そこから 水圧管路と呼ばれる水路に通して 位置エネルギーで発電所に送り 発電しています

この仕組みを水路式というんですが(ただし和賀川水力発電所は小規模なダムから取水していましたのでダム水路式との解釈も有り) 水力ドットコム様によると笹間渡水力発電所も水路式発電のようです

ならば 笹間渡水力発電所にも 導水路 上部水槽orサージタンク 水圧管路があったはず

調べてみるのそれらの遺構のネットには上がっていない

というわけで 2つめの目的が それらの遺構を見つけること

ということで、次回 この二つを探し求めて探索します

つづく

【関連記事】

山の中に忘れ去られた廃発電所【旧和賀川水力発電所】

【笹間渡水力発電所レポ】

その1
茶畑に眠る廃発電所【笹間渡水力発電所跡 その1】

その2
茶畑に眠る廃発電所【笹間渡水力発電所跡 その2/発電所遺構探索】

その3
茶畑に眠る廃発電所【笹間渡水力発電所跡 その3/アクセス路編】

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